「近江富士」かわら版

近江富士、四季の風景 ■「穂高から三上山まで」---わたしの山と写真---連載中

2008年03月04日

日野川から



写真拡大■雪の翌日、日野川野村橋からです。これは午前10時頃だったでしょうか。滋賀県南部、三上山周辺では、冬場、午前中は晴れていても、午後は雲が出てくることがよくあります。この日もその例で、太陽がすjぐ目の上にありました。画面右上から、何となく光が入り込んでいるように見えるのは太陽光によるゴーストです。人によってはゴーストを嫌う人がありますが、私は逆に気になりません。というより、このように太陽を画面ぎりぎり外側において、意識的にそれから入り込んでくるゴーストを作ります。


■むかし語り音楽夜話
--------わたしの名曲迷選(軍歌からベートーベンまで)-------- 
  
 33.白い花の咲くころ------白い花が咲いてた ふるさとの遠い夢の日-----

 作詞:寺尾智沙  作曲:田村しげる  唄:岡本敦郎

  白い花が咲いてた
  ふるさとの遠い夢の日
  さよならと云ったら
  黙ってうつむいてたお下げ髪
  悲しかったあの時の
  あの白い花だよ

「白い花が咲くころ」と入力すると、《修飾語の連続です》との注釈が出る。よけいなお世話じゃねえか、そんなこと。ワシが知ったことか。歌の題がそうなってんだよ。
 
 このワープロ、ワシらに何をイチャモンつけとるんやろ。
 ワシもようわからんけど、ワシはお前よりも、ちょっとだけ研究心があるさかいな。たとえばや、「白い花が咲くころ」やったら、何もモンクいわんとだしよる。
 どこが違うねん。一緒やないけ。
 ようくらべてみてみ。
 「の」と「が」の違いだけやないけ。「ワシが買った本」。「ワシの買った本」。どっちもワシの本やで。
 まあエエやめとこ。ワシもそれ以上のことは分からん。また詳しい人が教えてくれはるやろ。

 それより、この歌詞見てみ。1番から3番までのなかで「さよなら」が4回出てくるやろ。
 1番は、「さよならといったら、黙ってうつむいてた」というのやから、お下げ髪の少女はすぐ目の前におるわけや。
 2番は、「さよならといったら、こだまがさよならと呼んでいた」というのやから、少女はこだまが返ってくるぐらいの距離に離れてることになるな。そやから、この最初の「さよなら」は、口に両手を当てて、大きな声で、「サヨウナラ!」と叫んでるはずや。そしたら、「さよなら・・・」とこだまが返ってくるわけや。
 そうか、だから最初の「さよなら」と、あとの「さよなら」は、歌い方を変えないかんのか。たかがさよならやけどな。
 
 さあ、そして3番や。これお前どう思う。「さよならといったら、涙の眸で ぢっとみつめてた」ちゅうのやで。
 それがどうしたゆうねや。
 よう考えてみーや。お下げ髪の少女は、1番ではすぐ目の前にいたんやで。それが2番でこだまが返ってくるくらい離れてしもた。なんぼなんでも、目の前におる少女に、口に手を当てて怒鳴るヤツはおらんやろ。
 それもそうやな。
 そうやろ。少女はまた目の前におるんや。眸の涙が見えるのやから。スーパーガールか、彼女は。いったり来たり。
 そんなことワシにゆうたかて知るか。歌がそうなっとるんじゃ。モンクがあるなら智沙さんにきいてくれ。しかし、エエ名前やな、「智沙」て。ラジオでは「ちしゃ」と読んでたけど。
 
 それはそれとして、「涙の眸でぢっとみつめてた」、この「ぢ」は出て来なんだで。むかし、ラジオの「ジ」は、この「ぢ」やったらしいな。
 しょうもないこと知っとるのーお前も。
 めんどくさいから、「じっと」でいくで。問題はこの「じっと」や。この歌が決まるか決まらんかの境目やな。
 というと?

 この「じっと」がどれぐらいのじっとかいうことや。要するにや、「じっと」か、「じーっと」か、「じーーっと」かということや。これをどう表現するかでこの歌は決まる。エエか。涙の別れやで。「じっと」見つめるぐらいなら見つめんほうがましやろ。そうかというて、すわった目で「じーーっと」見つめられたら怖いやろ。心のこもった目で「じーっと」見つめなあかんのや。与えられたメロディーの中で、この「じーっと」をどう歌うか。
 岡本敦郎はうまかったな。それが。

 目がすわってきた。もうやめよ。


■デジカメ わいわい村「とれとれ作品集」
■全国ふるさと富士サミット講演録 『谷文晁が見た三上山』
■写真ステージ 「近江富士」 HP


Posted by 八田正文 at 07:00 │Comments( 0 ) │TrackBack( 0 ) │ 臨時増刊
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プロフィール
八田正文
八田正文
1976年以来、30年にわたって近江富士・三上山の写真を撮り続けてきました。その三上山の姿を新旧とりまぜて・・・。 「穂高から三上山まで」・わたしの山と写真、連載中。こちらもよろしく。
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