「近江富士」かわら版

近江富士、四季の風景 ■「穂高から三上山まで」---わたしの山と写真---連載中

2008年04月01日

モクレン・2



写真拡大■昨日のモクレンをワイドで撮ったものです。当然のことながらモクレンは大きくなり、山が小さくなっている。向こうのビニールハウスが目立ってシンドイのだが、いまとなってはこれも辛抱しなければならない。
  
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■むかし語り音楽夜話
--------わたしの名曲迷選(軍歌からベートーベンまで)--------
   
 61.ローマの松-------レスピーギ

 16mm映画のバック音楽に、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を使い、それがきっかけとなって、レコードプレーヤーの自作をした話は以前述べた。そのときは、そのほかにロッシーニのウイリアムテル序曲や、ドボルザークの「新世界より」なども使ったが、もしもの時の予備にという名目で、レズピーギの「ローマの松」、「ローマの噴水」をカップリングした1枚が準備されていた。

 もちろんそのころは、レスピーギなんて作曲家は知るはずもない。どんな曲やろ、一度聞いてみたいと思った。というより、家にあるレコードは、S屋レコード店の主人が、「あんたらの月給で1枚2300円は買えるはずがない。よろしで、持っていき」といわれて貰ってきた、「新世界」が1枚あるきり。貰ってきたというと聞こえがいいが、要するに借金をしてきただけ。残りを持っていかなければ、次が買えない。いくら名曲でも、毎晩毎晩新世界ではたまらない。

 そんなことで、未知のレスピーギを学校から借りて帰った。オーケストラがNBC交響楽団、指揮がトスカニーニ。きのう書いた、バーバーと同じ組み合わせである。人のふんどしで相撲だが、とにもかくにもきょうは新世界を聞かなくてもいいぞ。興味津々で針を載せた。冒頭、飛び出した音に思わず耳をふさいだ。何やこれ、音楽か?おもちゃ箱をひっくり返したという表現があるが、まさにそれだと思った。それとどうだ、この音の悪さは。

 あとで考えると納得ができるのだが、プレーヤーを作ってから、毎晩毎晩仇になって新世界を聞いた。永久針との売り込みを正直に信じ込んで、どこかのN氏の引退の時の台詞ではないが「永久に不滅です」と思いこんでいた。その針が減っていることに気がついていなかったのである。あのやかましい出だしに、針が減っていてはたまらない。いまの若い方は、針が減るとどのような音になるのか、想像ができないだろうが、要するに何ともいやな音になる。

 とくにレコードの内周部でこれが顕著に現れてくる。楽器ではピアノ、バイオリン。だからこれらが絡む曲は3楽章、4楽章が怖かった。レコードは針の位置の如何によらず同じ回転数で回転する。とすると、当然1秒間あたりのトレース距離は内周部ほど短くなる。その短くなった溝に同じだけの音楽量を入れようとするのだから、無理がある。それと比布アップのアームと溝との接触角度の問題。CDにしろMDにしろ、そんなことは何の心配も要らないいまの機械は幸せである。だから聞いてるうちに眠くなる。以前のLPは絶対眠くならなかった。どこで音が割れ出すか。気になって仕方がなかったのだから。

 昔のLPのほうが、生きた音楽が聞こえると、未だに一部の人には人気があると聞くが、少なくともトスカニーニのレスピーギ「ローマ三部作」については、CDになって生き返ったと思った。とくに古代ローマ軍の行進をうたった「アッピア街道の松」の圧倒的な迫力。最初に使っていたクリスタルにサファイヤ針のカートリッジではどうにもならなかった。素人の機械で再生するには、どうにも手に余る曲だった。




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1976年以来、30年にわたって近江富士・三上山の写真を撮り続けてきました。その三上山の姿を新旧とりまぜて・・・。 「穂高から三上山まで」・わたしの山と写真、連載中。こちらもよろしく。
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