泉にそいて
■守山市中町(だと思います)。昨日のモクレンとほぼ同じ場所です。写っている池のようなところから、川が始まっている感じです。泉なのか、それともどこからか流入する仕掛けがあるのかよくは分かりません。向こうのグランドさえなければ・・・。「泉にそいて茂る菩提樹・・」そんな歌が口をついて出るような場所でした。むかし語り音楽夜話索引を作りました。バックナンバー検索にどうぞ。
■むかし語り音楽夜話
--------わたしの名曲迷選(軍歌からベートーベンまで)--------
62.交響曲第5番「運命」------ベートーベン
京都会館がオープン(昭和35年4月)する前の話である。京都市交響楽団は弥栄会館で定期演奏会を開いていたし、南座でNHK交響楽団が行われたこともある。
これは書くつもりはなかったのだが、いまふと思い出したので、ついでだから書いておこう。NHK交響楽団、東京でならともかく京都にいて、そうたびたび聞けるものではない。N響が来るというので、どこで?、と聞くと、南座だという。アホいえ。お前寝ぼけてんのか。むこうは芝居をするとこやないか。そうやで。それがなんで南座でN響やね。そんなもんワシに聞いても知らん。
まあ、とにかく南座でN響の演奏会が行われたことは間違いない。指揮はウィルヘルム・ロイブナー。野島稔がピアノソロで、モーツアルトだったか、ハイドンだったかの協奏曲を弾いた。1945年生まれという彼はまだ10歳代の前半。ピアノのペダルに足が届いていなかったのではないか。そのほかにベートーベンの「運命」とJ・シュトラウスの「皇帝円舞曲」。演奏時間を考えると、他にもうちょっとあったかも知れないが、それ以上は記憶にない。
こう書いてくると、気の早い人は、ああ、きょうは南座の「運命」の話か・・・ということになりそうだが、そうじゃない。最初にも書いたように、この話は、ふと思い出して書いたまで。この話はここで終了。
いつか大阪の府立体育館でバーンスタイン・NYフィルを聴いた話を書いた。これがとんでもない演奏会のNO.1。上に書いた南座のN響がNO.3。・・・・1があって3があって、2がぬけとるで。そう、ご心配いただいたそのNO.2がこれからの話。
3月30日、日曜の夜9時。「N響アワー」を聞こうとTVをつけたら、特別番組とかで、「オーケストラの森」とかいう番組をやっていた。大阪フィルハーモニーの「幻想交響曲」、指揮は大植英次。いまの言葉で言えば、パンチの効いたというのか、メリハリが利いたというか。ダイナミックレンジの大きい、普通の「幻想」とはひと味違う、楽しい演奏だった。若いころの岩城宏之がこうだったなと思いつつ聞いていた。しかし、これもきょうの本題ではない。いつになったら本題になるのや。ホント。
その大阪フィルの前身は、昭和22年朝比奈隆によって設立された「関西交響楽団」で・・・。懐かしい。このナレーションを聞いていて、あのとんでもない演奏会を思い出した。演奏は関西交響楽団、指揮は近衛秀麿だったと思うのだが、記憶が怪しい。ひょっとしたら朝比奈隆だったかも知れない。
場所は、京都岡崎のスケート場「京都アリーナ」。美術館の前、平安神宮の大鳥居の西。近代美術館がそのころあったかどうか。その横にあった。疎水沿い、たしかいま都メッセとかが建っているあたりである。そこの2階。スケート場の夏場利用でべらぼうに奥行きの長い部屋だった。部屋である。けっしてホールではない。当然壁面での反響などお構いなし。そこにパイプ椅子を並べて・・・「運命」。
ダダダンダダーーー。まじめに読んでくださっている方は、「ダ」が多いのじゃないかと思われただろう。ありがとうございます、きっちり読んでいただいて。「ンダ」、あなたのおっしゃるとおり、きょうは東北弁のベートーベン。ダダダ・ダーーーとやるたびに、後ろから「ンダ」、「ンダ」と返ってくるのである。一回の演奏会で「運命」を2度聞いた気分だった。人生のこの調子で戻ってくると、多少は修正もきくのだが。イヤハヤ。
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■全国ふるさと富士サミット講演録 『谷文晁が見た三上山』
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