「近江富士」かわら版

近江富士、四季の風景 ■「穂高から三上山まで」---わたしの山と写真---連載中

2008年04月16日

柿の木若葉



写真拡大■野洲市乙窪(おちくぼ)。旧野洲川北流沿いの集落です。いま旧北流れ跡地に道路工事が急ピッチで行われています。その工事現場のすぐ横にあった柿の木です。竹藪の左、画面中央の白い建物が野洲駅横のマンション、グランブルーです。


 
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■むかし語り音楽夜話
--------わたしの名曲迷選(軍歌からベートーベンまで)--------
   
 76.交響曲第9番「合唱付き」----------ベートーベン---------

 おいおい、また「第九」かよ。何回書けば気が済むのといわれそうだが、まあ、そういわずに。
 2008,第50回大阪国際フェスティバルのHPを見ていて、「?」と目が止まった。-------オペラ 「アイーダ」(EU文化首都プロジェクト)、演出=ペーター・コンビチュニー。・・・ちなみにペーターの父フランツ・コンヴィチュニーは、第4回のフェスティバル(1961年)にゲヴァントハウス管弦楽団を率いてベートーヴェンの交響曲全曲演奏を果たした旧東ドイツの名指揮者。親子2代の登場となる。------とある。

 聴いたぞ。フランツ・コンヴィチュニー、ゲバントハウス、懐かしいなー。1961年(昭和36年)、そうか、あれが第4回だったのか。昨日書いたカザルスが4月20日、このゲバントハウスが22日、なんと1日おきに京都へ、大阪へとせっせと足を運んでいたことになる。若かった。

 その年の1月、ひょんなことから一人の女性と出会った。不思議なほど気持ちが合った。それまで出会った(ここのところを強調しておかないと、コトが大きくなる)女性ではこの人しかいないと思った。2月中旬だったか、例年通り大阪国際フェスティバルのプログラムが発表された。メインのオーケストラは、ライプチヒ・ゲバントハウス管弦楽団。ベートーベンの全曲演奏をやるという。もちろん指揮はフランツ・コンヴィチュニー。よし、第九を聴くぞ。1枚1000円の切符を2枚買った。涙ぐましい努力。

 これで思い通りにことが運べば、めでたしめでたし。この演奏会は、我が人生にとって特筆大書すべきものになるはずだった。ところが何事も、思い通りに行かないのが世の常。相手の女性に縁談が降ってわいた。職場の上司からの話で、父親が乗り気だという。私のことを話すと、「そんな夢みたいな話に・・・」と耳を貸さないという。いまの若い人には考えられない話だが、「浪花節だよ人生は」。結局アウトになった。泰山鳴動して切符1枚が残った。

 周りがあれこれ心配して、当日隣の席には代打が座ることになった。・・・そういえば、昔阪神に代打の神様というのがいた。八木裕。今年は、檜山進次郎がその座に近づきつつある。・・・しかし神様でも、代打は代打。私にとっては、世界で一人の人の代打である。いってみれば、4番金本に代打を出すようなもの。誰が出てきても話になるはずがない。

 そのときの演奏の記憶は何も残ってない。忘却とは、神が人間に与えた最高の能力である。

 幾10年が過ぎた。定年退職して非常勤講師をしていたころ。時間に余裕ができた。京都駅前近鉄百貨店6階にある旭屋書店とレコード店(三星堂だったかな)をときどきぶらつくようになった。ある日そこで、コンヴィチュニー・ゲバントハウスのベートーベン交響曲全集を見つけた。懐かしかった。輸入盤で6枚組、確か3000円前後だった。身についた貧乏人根性で、つい昔の値段を考えてしまう。安くなったものである。考えられない値段である。買おうかと思ったが、その日は他に気持ちが散って、慌てることもないか。

 翌日だったか、そのことを同僚のTさんに話をした。何日かして「買ってきました。・・・・ゲバントハウスのピッチはちょっと低いですね」という。そういえば何かの本で、440Hzでチューニングしているのは、東独だったか、共産圏だったか、いずれにしてもごくわずかのオーケストラだけで、他はほとんどそれより高い音で合わしていると、読んだことがある。しかし、自慢じゃないが、絶対音感なんてやつは薬にするほども持ち合わせていない。440であろうが445であろうが、そんなことにぎゃーぎゃーいうなと思っていた。

 ピッチの問題など、よその国の話だと思っていたのが、Tさんにそういわれて「おい、お前そんなこと分かるんか」。俄然気になりだした。その日の帰り近鉄百貨店へ寄った。例のCDを探したが、どこにも見つからなかった。どうやらTさが買ったのが最後らしかった。その後また入荷しないかと注意していたが、二度と現れることはなかった。どうもゲバントハウスとは縁がなかったらしい。そういえば、近鉄百貨店もいまはない。そして気がつけば、こちとらは後期高齢者目前である。


 
■焼酎JAPAN”近江富士”バージョン。おかげさまで完売間近とのことです。ボトルの小窓に私の写真が見えます。一石二鳥、飲んだあとボトルは飾りに使えます。


■花緑公園ふるさと館デジカメ教室 5月10日(土)


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■デジカメ わいわい村「とれとれ作品集」
■全国ふるさと富士サミット講演録 『谷文晁が見た三上山』
■写真ステージ 「近江富士」 HP



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八田正文
1976年以来、30年にわたって近江富士・三上山の写真を撮り続けてきました。その三上山の姿を新旧とりまぜて・・・。 「穂高から三上山まで」・わたしの山と写真、連載中。こちらもよろしく。
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