吉川緑地から
■野洲市吉川、吉川緑地から。旧野洲川北流跡地を利用して作られている、現在進行中の公園です。南流と同じ系統の公園だということですが、南流の方は”世界地球市民の森”というどえらい名前が付いて、ぼちぼち知られてきましたが、こちらはまだ知名度ゼロです。旧中主町のドリームファームの近くです。むかし語り音楽夜話索引を作りました。バックナンバー検索にどうぞ。
■むかし語り音楽夜話
--------わたしの名曲迷選(軍歌からベートーベンまで)--------
87.二重協奏曲--------ブラームス----------
・・・・室内楽開眼の日・・・・
タイトルが「二重協奏曲」、サブタイトルが「室内楽開眼の日」、意味が分からないはずである。
昭和36(1961)年11月、京響定期。すーク・トリオと京響が協演するという。そのときスーク・トリオの名前を知っていたかどうかあやしい。たぶんこの時初めて知ったのではなかったか。音楽を聴きだしたころは、やはりオーケストラが面白い。室内楽に目がいくにはそれなりの時間がかかる。
さて、スーク・トリオ。三重協奏曲か何かをやるのかと思ったら、ブラームスの二重協奏曲とドボルザークのピアノ協奏曲だという。数は合うかも分からんが、何のためのトリオやね。誰が考えたんや、こんなしょうもないこと。三色団子を2、1に分けて売るようなものやないか。3人で一曲やるより、2,1にわけて2曲やる方が時間はもつで。口の悪いのががやがや。
まず二重協奏曲。ブラームスの有名なやつである。J・スークとJ・フッフロ。京響も発足間なしのころに比べると、これが京響?と思うぐらい、充実した音になっていた。そしてドボルザークのピアノ協奏曲。ソロはJ・パネンカ。ファーストネームが3人とも「J」だけれども、確か前の2人がヨゼフ、あとは、たしかヤン・パネンカだった。このドボルザークもあまりなじみのない曲だったが、楽しく、聴き応えのある演奏だった。
「しかし、今夜のコンサートで、何としても楽しかったのが、アンコール。スーク・トリオがやった三重奏だった」とメモを残している。曲目まで記録していないのが残念だが、「音楽の本当の楽しさを、身をもって表現してくれる彼らの音楽。バイオリンは美しく、チェロは力強く幅広く、その間をピアノが躍動する。聴衆のために演奏しているのだろうが、それよりも、彼らは自分自身のために音楽をやっている。いままでこの美しい演奏形式を見落としていたことを不覚に思う」。
アンコールだけで30分近くを要した。このときだけかと思ったが、そのあとも、このトリオの演奏会に何回か足を運んだが、とにかくアンコールが楽しかった。・・・が、長かった。だいたい普通の演奏会より電車が2,3本後になるのが通例だった。
「美しい、本当に心からの音楽、室内楽開眼の日といってよかった」という。
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