2009年06月27日
牟礼山から
■草津市野路町。牟礼山、草津市と大津市の境にある。草津ジャンクションの近くである。低山歩きのKENさんのHPを見ていたら、牟礼山へのレポートが出ていた。実はもう10数年前になるが、私も一度この山に関心を持ったことがある。三上山と伊吹山を並べた写真を考えていたときである。地図の上で、伊吹山と三上山を直線で結んで、その延長線上にあるポイントを探していた。地図を見ていただければ分かるが、この牟礼山もその直線上に入ってくるのである。
そのとき探し当てた場所からは、赤と白の巨大な電柱が三上山と重なって見えて、これでは仮に伊吹山が見えても駄目だとあきらめた。しかしそのときは頂上に確か上水道のタンクがあった。ところがKENさんのレポートには、タンクはないし、写真にも赤白の鉄塔は写っていない。そんなことはないはずだ。何かおかしい。ひょっとして、以前私が牟礼山だと思っていた山は牟礼山でなかったのかも知れない。
これは再確認しなければならないと、今度は間違いないように登ってきた。たしかにKENさんと同じ風景が見えた。これが上の写真である。工場の向こうの小高い山が安養寺山。これも伊吹、三上ライン上に並ぶ山である。そういえば、私が最初目星をつけたのがこの山だった。しかしここからでは、三上山が大きすぎて話しにならなかった。
牟礼山は安養寺山よりは遠い。とすると、ここから三上山が伊吹山と並ぶかも知れない。帰ってからカシミール3Dでたしかめた。まだ三上山が大きすぎた。伊吹山を完全に隠してしまうのである。三上山の向こうに伊吹山が見えるには、三上山がある程度小さくならなければならない。
これが最終的に撮った写真である。場所は立木山、例の観音さんの近くである。一番手前、緑の小高い山が牟礼山。上の写真を撮った場所である。白いタンクが写っているが、これが10数年前間違えて登ったタンクかも知れないし、そうでもないのかも知れない。これは未確認である。この場所を探すのに、2年越しの時間がかかった。候補地を見つけだせても、見えるか見えないかは、本当に遠くが見通せなければ、確かめることが出来ないからである。その点カシミールというソフトは有り難い。少なくともその場所から、地形的・物理的に、目的とする山が見えるか見えないか、簡単に教えてくれるのだから。もちろん、最終的には、その場所から見えるか見えないかは、矢張り現地へいかなければ最終的には分からない。カシミールでOKと出てきても、現地へ行くと樹木が繁茂していてアウトというとことはいくらでもある。たとえば、京都府の鷲峰山、ここなどはカシミールで見ると、楽勝で見える。しかしいってみると完全にアウト。これは仕方がない。ここはどうか分からないけれどもという場合、とにかく行かなければ結論が出なかった。しかしカシミールがあると、少なくとも見えるか見えないか、見える場合どんな風景になるのかが、とにかく分かる。みすみすアウトと分かっていくところへ行かなくてもよくなった。これは有り難い。
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■カシミールで作画したもの。左が立木山から見たもの。右が牟礼山から。三上山の右後ろに伊吹山の右端が僅かに見える。立木山で使ったレンズと同じ長さを想定している。牟礼山では三上山に近づいた分、山が大きく写っている。実際の写真(上の写真)は、レンズを短くしているから、三上山は適当に小さくなっている。
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1.止めることの難しさ・3
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■全国ふるさと富士サミット講演録 『谷文晁が見た三上山』
■写真ステージ 「近江富士」 HP
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