2018年08月07日

お婆ちゃん

写真拡大野洲市三上
これも県道以前、1978年08月19日、ちょうど40年前の撮影である。三上の集落からやって来た里道がくっくと曲がるところ。いまもその道は残っているが、舗装され、やってきたクルマはそんなところでうろちょろしていると邪魔だぞといわんばかりにスッスと通り過ぎていく。

  まさかおばあちゃんが来るとは思わないから、お婆ちゃんがいないこの風景を撮ろうとしゃがみ込んでカメラをセットしていた。まさにそのとき、お婆ちゃんが角を曲がってきた。お婆ちゃんから私の姿は見えなかったはずである。私も驚いたが、御婆ちゃんも一瞬たじろいだ。どちらも逃げ隠れできない状況。私もれリースを握ったままだったし、気がつけばシャッターを押してしまっていた。いま、道の両側はガードレールで固められ、この趣はない。

  写真ステージ 「近江富士」

 
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Posted by 八田正文 at 08:25 Comments( 0 ) 山・写真

2018年08月06日

県道以前

写真拡大野洲市三上
  撮影データを紛失した。フィルム時代のものだから、1枚1枚袋に日にちを記して保存していたが、何かのときにその袋を一新した。こういうことはやるものではない。これが原因で日付けが分からなくなった。1980年前後であることは間違いない。

  大きく見て、右が御上神社の森。左が三上の集落。いまの株式会社ダイアナの社屋付近の典型的な風景である。この川はいまもある。しかし県道504号が形もなかったころの風景である。川辺に立つ木はもちろん今はないし、川そのものの雰囲気も今とはずいぶん違う。ほんのわずかだが、流路も微妙に変わっているようだ。

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Posted by 八田正文 at 09:50 Comments( 0 ) 山・写真

2018年08月05日

夏バテの弁

写真拡大野洲市三上
  体調不良、いままでの言葉でいえば夏バテ、今様に言えば軽度の熱中症というところか。去年までは夏バテの意味がよくわからなかったが、なるほどこれがそうだったのかと納得している。身体に力が入らない。動きが鈍い。キーボードをたたくにも、もたくた。これから先が思いやられる。 ということで、新しく撮影に出ることはまっとうな気温になるまで到底無理。その昔の写真をほじくり出して、お茶をにごすことでお許し願うこととする。

  1980年夏。大畑から御上神社前までの間、県道もなく住宅もなかったころ。6体の地蔵さん(1体が草の中に隠れている)をポイントに、穴をあけたトレーシングペーパーを当てて遊んでみた。カメラを高く構えて、ちょっとでも山を高く見せようと考えていたらしい。いまもし、この地蔵さんがあれば低く構えて、広さを出すだろう。

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Posted by 八田正文 at 09:50 Comments( 0 ) 山・写真

2018年08月04日

このくそ暑い夏に

写真拡大守山市立入町
  金曜日の午後2時から6時まで、HNKFMで”オペラ・ファンタスティカ”という番組がる。毎週 1 曲メインの曲が取り上げられ全曲放送をやったあと、余った時間はそれにまつわる、こまごまとした曲が流される。昨日はベートーベンの”フィデリオ”をやっていた。途中から聞いても、どこかさわり部分へ来ると、”ああXXか”と分かる数少ないオペラのうちの1つである。4時半過ぎにそれが終わった。

  うとうととしていたら、次の曲に移っていた。オイ何?、ちょっと待てよ。第9じゃないのか。なんで今ごろ。日本だけの風習らしいが、これは季節ものである。寒い、雪が深々と降る寒い夜に、火鉢の上でモチでも焼きながら聴くものである。それをまたどうして、毎日日本全国どこかで40℃が叫ばれているこのくそ暑い夏に・・・・。1時間半余りましたな。どおです、どうせ暑いのですから、どかーんと景気づけに第9でもやりましょうか。ニヤニヤ笑っているプロデューサーの顔が見えるようだった。
  本日、写真と文章は無関係です。

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Posted by 八田正文 at 10:56 Comments( 0 ) 山・写真

2018年08月03日

不要な外出は

写真拡大守山市立入町
  新幹線野洲川鉄橋。新大阪始発の一番列車までにゆうに1時間以上はある。そんな時刻でありながら、早くも中空に上がった太陽がじりじりと焼けるように熱い。先ほど横を通り過ぎていった高校生のユニホームがべっとりと肌にへばりついていた。そんな中でY字型に流れ下ってくる中央の流れが一抹の涼ではあるが、それも頭の中で感じるだけの話。実際には河床の砂礫が焼ける方がはるかに熱いはず。

  命にかかわる暑さ。ためらわずにエアコンをかけ、日中の不要な外出は控えてください。・・・TVは叫び続けるだろう。言われなくとも、日中に外出する勇気はないが、そこでふと考える。私の撮影行は不要か重要か。世間様から見れば、不要の最たるもの。そこで倒れても「ええトシして」と笑われるのが落ち。しかし私にとってはそれが最重要事項なのである。

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Posted by 八田正文 at 10:04 Comments( 0 ) 山・写真