岬めぐり
近江八幡市長命寺町
近江八幡市長命寺から宮ガ浜国民休暇村に通じる道。私は勝手に「岬めぐりの道」と呼んでいる。長命寺港からすぐの岬から800mほどの間は地形的にはずっと三上山が見える。実際には木が大きくその間から垣間見るわけだが、とにかく見える。4月13日に見てもらった
定点観測の位置などもその間にある。しかしそのあと道が右へ曲がりだすと山影へ隠れて見えなくなる。
もう三上山ともお別れだとあきらめてしまうのだが、念入りにチェックしていくとさらに700m(最初の岬から1,5Kほど)ほど進んだところでもう一か所、小さ岬を曲がるところで見える場所がある。もちろん、クルマは国民休暇村に向かっているわけで、前を見ていたのでは見えない。というと、ああそうか休暇村からの帰り(逆向き)なら見えるのだろう。誰しもがそう考える。しかし、それでも見えない。日本の車は左側通行、山側を小さく曲がるわけで、それでは見えない。要するにどちらへ向かっていようと、そこで車を降りて岬の先端(道路から4,5m)まで行かなければ見えない。
ずぼらしていては場所探しはできないという見本のような場所だが、実はこの場所を探してきたのは、何年か前に亡くなった岡敬一さんだった
岡さんの作品(2004年撮影・『近江富士まんだら』所載)をどうぞ。
標題の写真と岡さんの作品とを比べると、標題(私)の写真がより右(湖側へ)へ出ていることがわかる。『近江富士まんだら』編集の時点で、現場へ確かめに行ったが、岡さんの写真は道路と同じ高さから撮られていた。(湖側へ下ることは不可能だった)。その後崖崩れがあったのだろう。いま、その場所からは湖へ下る踏み跡がついている。
写真ステージ 「近江富士」
三上山撮影のついでに・・・
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば
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