若桜物語(終)
鳥取県八頭郡若桜町
役行者が断崖絶壁の岩窟にお堂のミニチュアを投げ入れたのがそもそもの始まりだとか。
「県民の建物100選/不動院岩屋堂」とある標識のそばに、
案内板があって、・・・・不動院岩屋堂は間口約7m、奥行き約10m、高さ約13mの天然の岩窟内にある投げ入れ堂方式の建造物である。正面3間(5.4m)、側面4間(7.1m)で屋根は前方が入母屋造りで、後方は切妻作り、床下は舞台造りとなっている。この建物は、昭和28年、国の重要文化財の指定を受け、昭和32年、復元工事を完了した・・・・・とある。
国の重要文化財の件については、納得するもしないもないが、気になるのは天然の岩窟云々の件、ホンマやろかと思う。間口より奥行きのほうが深い洞窟が海岸沿いにならともかく山の中で自然の力だけでできるものだろうか。どう見ても岩窟の端々に、つるはしやノミの跡が残っているような気がして仕方がないのだが。
と、多少の疑問を感じつつも、偶然だったとはいえいいものに出会ったというほのぼのとした思いで赤い橋を後にしたのだった。
写真ステージ 「近江富士」
三上山撮影のついでに・・・
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