在りし日の電柱
近江八幡市野村町
湖岸道路を長命寺方面から南へ向かうとき、岡山城址の坂を下って一つ目の信号、点滅信号ではなかったはずだが、確か”名なし”だったはず。近くに赤煉瓦の建物(日野川水利揚水場)があって目印になっている。以前、琵琶湖一周ウォークをしていたとき、お世話になっていたラフォーレ琵琶湖の運転手さんが、「赤レンガの信号・・・」と目印にしていたのを思い出す。
その赤レンガの信号を左折してしばらく、ゆるーい左カーブを進むと、正面右手に三上山が見えてくる。湖岸道路を北から帰ってきて我が家へ向かうとき、この道路かもう一つ西の日野川右岸を経由して市街地へ向かうことが多い。そんなときいつも気になるのが田んぼのふちに立っているこの4本の電柱。すべて現役ではない。かつて電柱であったであろうこの4本のシルエットに何とも言えない風情を感じるのである。一番手前のが現役で奥3本が引退組だった時期があったような気がするが、今回行ってみたら写真のような状況になっていた。
まだ午後3時半を回ったばかりだというのに、暮れるに早い秋の日が西に傾き早くも夕方の風情。忙しそうにやってくる車の主から見れば、わけのわからん電柱がもう1本増えたように見えたかもしれない。
写真ステージ 「近江富士」
三上山撮影のついでに・・・
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