環水平アーク
長浜市余呉町川並
一昨日(5月22日)、道の駅「水鳥ステーション」のあと、余呉湖へ移動した。バスの中から例の彩雲はどう見えていたかきっちりした記憶はないが、湖の北端、レストラン余呉湖へ着いた時には、またといっていいのか、まだといっていいのか、とにかく水鳥センターで見たのとほとんど変わらない状態で見えていた。標題写真・余呉湖畔から見た「環水平アーク」(2015.05.21.11:38)。
昭和30年代だったか、「彩雲」という臨時列車が中央線を走っていた。たしか大阪発だった。乗ったのか、乗りたかったのか、細かいことは忘れたが、そのとき彩雲というのはどんな雲なのか、暇に任せて調べてみた。淡い記憶では「周辺が色づいた雲」がその時の解説だった。何や、そんなエエ加減な雲か、と思った記憶がある。ところが今回のは雲の縁なんて中途半端なものではない。青空の中で色づく雲、人生80年を越えて初めて見るものだった。
昔の彩雲の解説と、今回見たのとでは確かにちょっと違う。その差が一般的な彩雲と「環水平アーク」との差なのだろう。湖北町で見たのと同じように、
太陽に近い円弧もその気になってみれば見えた(11:44)。太陽がまぶしくて全景を見ることはできなかったが、とにかくはっきり見えていた。ただこのときは、その正式名称を知らなかったから、カメラの水平保持にはこだわらなかった。この写真もカメラをちょっと傾けて撮ったはず。知らないことの怖さである。ただこの写真で見る限り、内側の環と外側の円弧とは同心円ではない。とすると、内側のは太陽を中心とするいわゆる傘をかぶった環、外側の「環水平アーク」とは成因が違うのかもしれない。以上基本的知識のない素人の感想である。
食事を終えて外へ出たときには、いつの間にか消えていた。
写真ステージ 「近江富士」
三上山撮影のついでに・・・
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