秋の午後
野洲市辻町
野洲市辻町、新幹線と在来線に挟まれた農地、希望が丘から下って来る県道324号を挟んで野洲図書館と社会福祉センターが建っている。その横手にちょっとしたグランドがあって、いつもグランドゴルフでにぎわっている。きょうはどうしたことか人っ子一人いない。グランドのふちどりに桜の木が植わっており、その間にススキが規則正しく入り込んでいる。これはその一組。
三上山の手前、左から下って来るのが田中山の裾、その向こう右側が妙光寺山。2つの山の間から三上山が上半身を見せる構図である。ここへ来るとつい、麓を走る新幹線を入れたくなるのだが、この組み合わせでは入れない方が落ち着くだろう。
●「ニュースを続けます」。NHKのNW9で、天気予報の少し前に出てくる言葉(私はほとんどTVを見ないので、ほかにもニュースでも使われているのかもしれない)。この言葉、最初は新鮮に感じたが、いまは耳について仕方がない。パターン化された言葉の宿命であろう。
これに限らず、我々の人間社会、結局はこのパターンの中でもがいているということだろう。写真でもその例に漏れない。いくつかのものをどう組合すか、ほとんどの場合が、いつか見た陳腐なものになってしまう。上の標題写真なども典型的な陳腐例。パターンの枠の一歩外にオッと思う新鮮さが隠れている。
写真ステージ 「近江富士」
三上山撮影のついでに・・・
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば
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