三井寺から
大津市園城寺町
あれはいつのころだったか。世の中にマンションという言葉すらなかったころだから、昭和20年代末か30年代のかかり。山科から小関越えを越えた。そして三井寺。境内南端高台の休憩所から、琵琶湖の向こうに三上山が見えた。
きのう、ぎおう教室の皆さんのお伴をして久しぶりに三井寺を訪ねた。休憩所からはどこを探しても三上山は見えない。標題写真はもう一段上の展望所から。それも柵の一番端
ぎりぎりのところから、マンションの右肩にかろうじて見えた。それも親指と人差し指を丸めたその輪の中から見たような苦しい構図。
とりあえずの1枚を収めてから、もう一度辺りを見回した。山はできるだけバックして高くから。広場の限界いっぱいまで
バックしたのがこの写真。たまたま上がってきた夫婦づれが、何を撮っているのだろうと不思議そうな顔をしていた。展望台の端から山手の方へさらに草つき斜面が続いていた。そこまで行っても
この程度だった。どれをとるかは個人の好みだけど、どれをとっても帯に短しタスキに・・・。
写真ステージ 「近江富士」
三上山撮影のついでに・・・
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