旧草津川堤防

八田正文

2015年11月26日 10:32


草津市木川町
 「湖南幹線」、どこかでこの表示を見たことがある。正式名称かどうかは知らない。近江大橋を西から東に渡り、浜街道を越えたところで大きく左へ曲がる。そのあと北東へ向かって直進し守山市播磨田交差点に至る、片側2車線の幹線道路である。標題写真は、その湖南幹線が旧草津川とクロスするところである。

 草津高校の横で、かつてはその校舎に沿って大きく迂回する細い道が草津川を越えていた。その後片側1車線の恒久的な橋ができた。片側2車線が1車線になるのだから言をまたない。渋滞の名所だった。新しい草津川が南に開通し旧川は廃止に。いまはこの道路の部分だけが平坦化されている。廃川になるのが分かっているのに、なぜ片側1車線の渋滞橋を造ったのか。責任問題にならないのが不思議なぐらいである。

 と、ボヤキはこれぐらいにしておいて、カメラの場所は旧草津川の左岸が湖南幹線(画面奥が守山市方面。背後は近江大橋に至る)をまたぐところ。歩道橋になっていて、左右にフェンスがついている。透明のアクリル板を通してみたのがこの写真。標題写真はこの柵の下部、橋面との隙間からローアングルでのぞくようにして撮ったものである。交差点の右側に見えるのが旧右岸堤防跡。カメラの位置が左岸跡だから、まさに交差点との間が河川敷だったということになる。右が山側、左が琵琶湖側である。


  
  写真ステージ 「近江富士」

 
三上山撮影のついでに・・・


近江名所全集

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