人騒がせな

八田正文

2016年05月01日 08:43

大津市雄琴5丁目
 雄琴川河口付近の湖岸である。四角の枠組みは琵琶湖岸の方々で見るのだが灯台だろうか。右側は三上山と菩提寺山が両端に分かれてその間に十二坊が入る。左側は三上山と妙光寺山が同じように分かれ、その間に天山が台形状に入る。そして三上山以外はほとんど同じ高さという不思議な構図である。以上、大した話ではない。

 で、そこへ行くまでの話である。雄琴川の橋を渡った。「飛越橋」とある。ヒエツ橋?、なんでこんなところにヒエツ橋があるのだろう。思い浮かべたのは、飛騨と越中を分ける庄川に架かる橋。飛越七橋という。橋を1つ渡るたびに岐阜県と富山県とが入れ替わる。初めて走ったときは、結構面白かった。「飛越橋」、もちろんその中の一つである。

 ぐるっと回って帰ってきた。「とびこえばし」とある。こんなとこを飛び越えるヤツがいるのだろうか。川幅は優に20mは越すだろう。読んでくださっている方は、字を見てすでにその意味がお分かりのはずだが、私は別のことを考えていた。そう、昔の雄琴川は細い川だった。あれならワシでもその気になれば飛べただろう。そのころからここに橋があったんだろうか。それにしても人騒がせな橋ではある。

   写真ステージ 「近江富士」

 
三上山撮影のついでに・・・


近江名所全集

■滋賀を歩けば






関連記事