初秋好日
守山市川田町
近江大橋からやってくる湖南幹線、琵琶湖大橋取付道路と交差するまでは片側2車線で完成しているが、そこから野洲川まではまだ片側1車線である。幸いその道路には電柱が立っていない。標題写真はその道路の1本琵琶湖寄りの細い道から撮っている。画面内を幹線道路が横切っているのに、クルマが走らない限り道路があるようには見えない(手前の横一線は田んぼの段差である)。イネがすっかり色づいて初秋の風景である。
あれ、どこか変わったぞ。クルマを下りて風景の前に立ったときの印象である。森の左右が短くなったのか、左のクリーム色の2階建てが新しく建ったのか。いろいろ考えてみるがよくはわからない。このときは何となく納得できないままシャッターを切って帰ってきた。
こうなれば、以前撮った写真を取りだして比較するしかない。
2016年2月、
2015年4月、
2014年2月。何枚かあるうち、新しいほうの3枚を選びだしてみた。左端に見える電柱から森の右端までをトリミングした。2014年の写真だけ山が小さいのは、森に近づいて撮っているため。森が大きくなり相対的に山が小さく見える。画面が暗かったりして見にくいが、その気になって見比べてみるとほとんど変わりがない。あえて言えば、森の真ん中辺に水平な建物の線が見えるが、今回の写真にはそれが見えない。
結局、以前の写真は自分自身意図したつもりはなかったが、冬から春の時期、それも気象状況がよくない日に撮っている。今回のような明るい風景はここ3,4年で初めてといっていい。その状況の変化を風景そのものの変化と感じたのだろう。
写真ステージ 「近江富士」
三上山撮影のついでに・・・
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば
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