オギ原

八田正文

2016年11月01日 07:49

近江八幡市野村町
 日野川・大畑橋上流右岸堤防である。未舗装で、夏場は背の高い草が茂って見通しはよくない。そんなことでこの道に入り込んだことはほとんどなかった。今回行ったとき、堤防の草刈りが終わっていて、見違えるように見通しがよくなっていた。これだけの見通しがあって、対岸にあるクルマが見えなかったのは不思議だが、河川敷に茂っている木や竹藪が視界を妨げていたのだろう。そうとしか考えられない。

 そんな中で収穫だったのは、河川敷に広がるオギの群生だった。野洲川の川原にも見られるのだが、川の向きと三上山との位置の関係がもう一つうまくいかない。その点こちらは川のスケールといい向きといい、撮りやすい状況にあった。堤防が裸になって、横一線になってしまうとまた撮りにくいことになるのだが、いまの場合、ずーと続く竹藪が、それをカバーしてくれているのも絵を作るうえで楽だった。この竹藪が車を隠したことにもなるのだが、それはもういい、発着場は分かったのだから。
     
   写真ステージ 「近江富士」

 
三上山撮影のついでに・・・

近江名所全集

■滋賀を歩けば






関連記事