思いもかけず

八田正文

2017年02月21日 10:43

湖南市東寺5丁目
 きのうの標題写真を撮ったとき、川沿いの道はそこで行き止まり、に見えた。赤いトタン屋根が茅葺だったらとは思ったが、いまの時代それは無理というものだ。それでも満足だった。引き返そうと思ったが、すぐそこの草付き斜面に数段のステップが切ってあるのに気がついた。上ってみた。すると思いもかけず舗装道路が現れた。そばの空地から三上山が見えた(標題写真)。

 きょうの話はここからである。そのときの舗装道路、山側を見たのがこれ。後でそこらを歩きまわって分かったことだが、手前の左へ曲がっていく林道は、長寿寺の前から阿星山の方へ続く林道だった。この先3Km足らずのところに駐車場があって、そこからは山道につながっていた。『近江富士遊々』の取材をしていたころだから、1990年代の後半のことである。もちろんそのころは、ここから三上山が見えるなんてことは考えられなかった

 問題は上で見てもらった舗装道路。右奥へ分かれていく道である。この道はどこへ行くのか。真ん中にポールが立っているが歩きだから心配はいらない。とにかく上ってみよう。と、前の写真にも一部見えているが、下の小川の姿からは想像できない巨大な構造物が現れた。まるで要塞である。(実はこの写真は失敗。奥の黒い堰堤から落ちている水が、途中で下から伸びる柱と重なっている。このときはこの巨大な構造物に圧倒されて、そこまで読む余裕はなかった。機会を見て撮りなおしに行くつもりだが・・・)。話が長くなった。きょうはここまで。
     
   写真ステージ 「近江富士」

 
三上山撮影のついでに・・・

近江名所全集

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