狭い谷筋から
湖南市東寺5丁目
構造物自体が、山のようなというか谷を圧するというか、そこから見ただけで十分圧倒されるスケールだったが、やっぱり近寄ってみたい。舗装道路は堰堤直下まで伸びていた。とにかく行ってみることにする。
途中からの1枚。目で見ると覆いかぶさってくるような迫力だが、写真になると逆に小ぢんまりしてしまう。
鉄製の
三角形構造物。きのう見てもらった写真で流水の下半分を隠したやつだ。どこだったか、思川支流で見たような気がするが。これもオモチャのように写ってしまう。それはいいとして、これはいったい何なのか。「砂防堰堤の下流に立つ、鉄製の三角形構造物」で検索してみた。これでちゃんと教えてくれるのだから、人間アホになる。「流木捕捉工」だという。なるほど・・・でも、タテに通り抜けたら?。実際にはいろいろな型があって、これなどは一番単純なもののようだ。いやいや勉強になりました。
そしてたどり着いた
堰堤直下。舗装道路はここまでだった。あとは堰堤のトップまでハイキングコースに見るような木の階段が直登している。勾配はエスカレーターぐらい。上ってみても向こう側の砂地が見えるぐらいだけど、と、だいぶ思案したが、ここまで来たのだから登っておこう。やらなければ後で後悔する。上りついたところで道は終わっていた。見えたのは
お定まりの風景。まあしかし、これに文句を言ってはいけない。とにかくこの堰堤自体がすごい迫力だった。
と、後ろを振り向て、オッ・・・これは。遥かなる谷筋の向こうに三上山が見えた。歩き出してから今のいままで三上山のことは忘れていた。というより見えるはずはないと思い込んでいた。それが見えたのである。世の中に神さんはいる、そんな思いだった。こんな狭い谷筋から見えたのは桑實寺以来二度目かな。桑實寺には電線があった。ここはそれもない。
写真ステージ 「近江富士」
三上山撮影のついでに・・・
■近江非名所全集
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