イネも頑張る

八田正文

2017年10月25日 07:22

野洲市行畑2丁目
 きのうの木を撮っての帰り道、ふと気が変わって新幹線沿いの道を野洲高校のグランドの方へ歩てみた。別に変わったものがあるわけではない。新しくできるバイパスと新幹線に挟まれた間で、将来は工業団地になるとかで、今のところは雑草が伸び放題になっているエリアである。

 ふとみると雑草に交じって稲が穂をつけている。思わず我が目を疑った。完全に放置された土地だから、農家の手が入っているわけではない。雑草の間から勝手に生えてきて実をつけたのだろう。去年か一昨年かの、最後の稲刈りのときにこぼれたコメが、芽を出したのだろうか。事情は分からないが、何ともけなげなことである。イヤイヤほんま、きのう書いた木や鳥もよく頑張ったが、このイネもちょっと意味は違うがよく頑張った。もうちょっと近くで手がとどくぐらいのところだったら、ひとしごきして神棚か仏壇かに備えても罰は当たらないだろう。

   写真ステージ 「近江富士」

 
三上山撮影のついでに・・・

近江名所全集

■滋賀を歩けば






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