天保義民碑

八田正文

2017年10月30日 09:16

湖南市三雲
 きのう見てもらった「新海道」の碑、天保義民碑広場への登り口に建っている。そのまま解釈するとその道が旧街道かと理解してしまう。実はこの碑はもう少し上流の旧横田橋左岸(今はない)にあったものが、ここへ移されたのだという。土に埋められた碑が動くはずはないと考えがちだが、このような例はいくらでもある。注意してかからないととんでもない失敗に結びつく。

 だらだら坂を登って義民碑広場へ上りつくと、例のイノシシゲート。細かい文字が並んでいる。よっぽどイノシシに恨みがあるのだろうと読んでみると”震度5以上の地震で倒れる恐れがある”・・・云々。そんなこと書かんでも大地震が来たら誰でも逃げるでしょうが。書いた本人は大地震が来たら、びっくりしてこの碑にしがみつく人間がおるとでも思っているのだろう。この手の注意書き(放送も含めて)が減れば、もう少し世の中かが静かになるのだが。天保義民碑をどうぞ。

 もう随分前になるが、ここから三上山が見えないかと訪ねてきたことがある。木が多くて見えなかったが、それはいまも同じ。しかし、その広場から斜面をトラバースする遊歩道ができていた。それを100m足らず歩くと、木が途切れて、例の山が2つ並び立つのが見えた。画面左端の白い大きな建物が三雲駅の駅舎である。

   写真ステージ 「近江富士」

 
三上山撮影のついでに・・・

近江名所全集

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