唐崎の松その後

八田正文

2017年11月24日 08:20

大津市唐崎1丁目
 2,3週間前だったか、唐崎神社で松枯れへの対策が講じられていると報じられていた。どう変わったかと見に行ってきた。想像したことではあったが、一目見て、やっぱりこうなるのだろうな。いやこれでもまだ心もとないのではないか。そんな思いである。

 2本の幹は下3分の1ぐらいのところで切り取られ、琵琶湖へ向いて左側半分はすべての枝が切り払われている。それが標題写真。皮肉なもので、私としては初めて可能になるアングルだった。今までの松はあまりにも大きく、それに加えて神社の建物などがあり後ろへ退がれない条件であったため手が付けられなかった。それがいまこうして2本の幹と三上山が同じ画面に入る。灯籠は別にして点在する石は元気だったころの枝を支えていたものである。木の支柱・石組、すべてお役御免。

 松の細部が見えるようにと南側へ回ってみた。左側の枝が異常。一抹ののぞみで残したものだろうが、回復するのか、さらに悪化するのか。今まで見えなかった比叡山がぽっかり見える。右の木の全貌が見えるのも初めてだった。

   写真ステージ 「近江富士」

 
三上山撮影のついでに・・・

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