夏草のおく

八田正文

2011年08月27日 10:18



■守山市川田町。感覚的には野洲市竹生だと思うのだが、地図で見ると守山市川田町となっている。なるほど現地でも、竹生口交差点から川田橋へ向かうとき、新しくできた信号の手前で細い道が右に分かれる。そこに守山市・野洲市の市境標識が立っている。る。撮影位置は確かにそれより川田大橋よりだった。


 けったいな日本語

 過去6千年で6回の巨大津波に襲われた可能性を示す地層をXXが発見した。

 これは京都新聞の記事。意味は分かるが、何か引っかかる。「可能性」という言葉に。

 この「可能性」もやたら使われる。上の例の場合は、6000年で6回の津波に襲われた地層を発見した。しかしまだ断定は出来ない。多分そうであろうと推定できる、という意味で使われたのだろう。意味は分かるが、「襲われた可能性」というように過去の出来事とつながると「?」と引っかかってしまう。

 「可能性」という言葉については、私は未来に向いた言語感覚を持つ。「若者は無限の可能性を秘めている」などのように。津波に襲われたという過去の事実について「可能性」は感覚的にやっぱりおかしい。これから「することが出来る」わけで、これまでに「したことができる」はやっぱりおかしい。それともこの研究がまだ緒についたばかりで、これから研究が進む「可能性」があるということだろうか。

 上の例の場合、「津波に襲われた痕跡を示す地層」、「津波に襲われたと推定できる地層」 でどうだろう。



    
三上山撮影のついでに・・・

近江名所全集

■長澤神社



 長澤神社。野洲市比江に建つ。「長澤神社」の碑には、元帥正二位伯爵東郷平八郎謹書とある。
 近くに碑文の由来との碑がある。屋上屋を重ねる話はよくあるが、碑に碑を重ねるのは珍しい。とくとご覧あれ。


  
写真ステージ 「近江富士」 HP・・滋賀Web大賞2011・地域活動団体部門で優秀賞を受けました。 


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