老画伯

八田正文

2013年11月19日 08:21


大津市浜大津
 湖岸で老人が1人でスケッチをしていた。八幡堀などでスケッチしている人の写真をよく見る。斜め後ろから描きかけの絵を見せて、その向こうの風景と組み合わすという手法である。それをやろうとするとレンズはワイドになり、三上山は遠く小さくなってしまう。
 三上山をそれなりの大きさにしようとすれば、当然レンズは長くなる。写角は狭くなるから、画伯の背後へ回らざるを得なくなる。日向ぼっこしているのか、絵を描いているのか分からなくなる。難しいところである。ところでこの場合、画伯の描く絵は、水平線上の三上山ということになるが、絵になるのだろうか。見てみたかったが遠慮した。



 写真ステージ 「近江富士」
 
三上山撮影のついでに・・・


近江名所全集

■滋賀を歩けば

木曽どのを したひし山吹 ちりにけり
 







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