民家の構図

野洲市三上の民家。私が三上山の写真を撮りだした1976年以来、この風景はほとんど変化していない。これほど変わらない風景も珍しい。しかし100%安泰かというと必ずしもそうではない。現にこの写真の左右に気になるものが写っている。左右を詰めたらいいのにと思われた方も多いはず。
私は永年の印画紙とのつきあいから、いまの縦横比2:3の横長のサイズ(かつてのライカ判の縦横比24mm:36mmが源流)がどうにもなじめない。ということで、縦横比3:4を使っている。上の写真もその比率である。だから縦横比を保ったままでさらに左右を詰めると上下が窮屈になる。実はこの写真、エエかげんに撮って来た写真を適当にトリミングしたものである。これを安定した絵にするにはどうするか。改めて天気のいい日に撮り直し、解決編は後日。
写真ステージ 「近江富士」
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