すべてが風景

リバーサイドタウン竹ヶ丘住宅地への進入路である。一番手前のキュ―ビックな白い住宅が目立つ。きのうの写真にも入っている。若いころはこういう目立つものは可能な限り入れないようにしようと考えた。たとえばきのうの写真など、ちょっと前へ進めば解決する話である。今の場合も、山が小さくなるのさえ辛抱すれば、照明灯の3、4本分、前へ進めば何とかなる。
しかし、最近はちょっと考え方が変わってきた。多少風景としてなじまないものでも入れておいた方が記録としては役に立つ。目立つものは後々風景のキーポイントになりやすい。無理に入れる必要もないが入ってくる場合は拒まないぐらいの気持ちである。と、理屈は何とでもつく。要するにそういう細かい操作が面倒になって来ただけのことだけど。
写真ステージ 「近江富士」
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放水路堤防

野洲川放水路右岸、川田大橋上流堤防である。左側にリバーサイドタウン竹ヶ丘の住宅地が見える。以前はこのあたりは堤防林が近くまで迫り三上山は見えなかった。そのころの写真が残ってないかと探してみたが、あるはずがない。三上山が見えてこそ写真を撮るわけで、見えないところから、将来見えるようになるから撮っておこうということができたら神様だ。そんな中で工事が始まってから撮ったものがこれ(2012年3月)。堤防林が切り開かれ市三宅側の工場の姿が見える。住宅はまだ1戸も建っていない。
標題写真で右奥に遠景の山、一番高いのが石部の阿星山。
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変わった流れ

川田大橋周辺の流路が変わってもう4,5年になるのだろうか。向かって左側の住宅地が目につくようになったのと併せて、何となく面白さがなくなってつい足が遠のいていた。しかし考えてみればこのカーブだ、増水すれば外側へ寄っていくのは自然の摂理、宅地開発もやむを得ないことだと考えればいつまでも敬遠ばかりはしておれない。橋の上の今までの定点をぐっと左へ寄せて狙ったのがこの写真。住宅の屋根の上に大きな看板のように見える横長の異物は市三宅の京セラの建物。かつてのIBMの跡に建つ建物だが、以前は堤防林でこれっポッチも見えなかったものである。
◆2018ニオの浮巣・01

まだ来ていないなと思っていたら、ヨシの陰から2羽のカップルが現れた。静かに見つめ合って愛のささやき。しばらくして2羽とも潜って水遁の術・・・。と思っていたら、10mほど離れた場所へ2羽同時に浮きあがった。と見るや、お互い相手めがけて一直線に突進。実際は泳ぎ寄ったわけだが、ぶつかったところで2羽そろって背伸び。去年は見なかった芸だ。初日としては大収穫。何秒ぐらい立っていたかな。結構長く感じたが、4,5秒ぐらいだったのかな。アップをもう1枚。「2018ニオの浮巣」、7月下旬まで随時UPします。
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遠い三上

昨日と同じ旧野洲川南流、ただし昨日の写真は右岸側、きょうの写真は左岸側である。背の高い木々が多く、さらに旧川の流れの方向が三上山への視線の向きと一致するため、三上山は見えにくい。そんな中、旧堤防の上にわずかに上半部を見せた三上山。いきおいレンズは長くなり、山は大きくなるが、堤防上の木の高さは損なわれる。
標題写真は、遊歩道を無視して、旧堤防の上から撮ったもの。目の前に巨木がそびえたち、まさに広角の世界。延々と続く旧堤防のその先に、三上山が遠く小さく見える。
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堤防跡

守山市今浜町、旧野洲川南流堤防が平地化されたところである。位置的に言うと昨日の標題写真の撮影場所から直線距離で1.4Kmほど下流である。堤防が存在していたころには、ここに立つことはできなかっただろうし、かりに立ったとしても、堤防が目の前にあり三上山は到底見ない状況だった。
このように風景が変わると、新旧の場所の比較は、結局、不動のものを探しだして、それを基準にする以外方法がなくなる。いまの場合でいえば、左のアンテナ鉄塔と三上山にの左に見える駐車場の照明灯の並びということになる。ちなみに、この写真(2013年7月20日)は堤防が残っていたころ、別の場所から撮ったものだが、軽トラの上、菩提寺山と重なって照明灯が見えているのがお分かりいただけるだろうか。
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高みに立つ

びわこ地球市民の森、旧野洲川南流右岸堤防上から見下ろしたところである。白壁平屋の建物は、GoogluMapには”とりはん”とある。以前、明富中学前の十字路にその名前の看板が立っていたが、いまはなくなっているような気がする。確たる自信はないが。春先のこの時期、その前庭が花園のようになっているのではないかと行ってみたが意外と寂しく、男性が一人、きれいに整ったネギ畑の手入れをしていた。
見えている家並は水保町の集落。その向こうの森は浜街道近くの樹下神社。三上山の左が妙光寺山。右奥に菩提寺山が並ぶ。
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たった4日が

明富中学前に広がる農地である。遠くには麦の緑が見えるが、手前は米作になるのだろう。土地が整備され水張りが始まっている。きのうの写真はPCの事情で旧い写真を使ったが、今回のは今年の写真。といっても撮影は4月20日。もう4日前の写真だ。たった4日だけれどもそれが季節の遅れを感じさせる。たとえばこの場所。いま行けば水がなみなみと張られているはず。この時期は本当にうかうかしておれない、撮りだめのきかない難しい季節である。
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錦織寺

野洲市木部の錦織寺。土地が耕され田植えの準備が進められている。ただしこれは今年の状況ではない。撮影は2010年4月25日。実は、いつも使っているPCがアウトになて、最近撮影のデータが取り出せなくなった。これは外付けHDから引っ張り出してきたもの。なぜ錦織寺なのか。深い意味はない。どれにしようかと探していて、ふと目にとまったというだけである。
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