工事中

県道4号(元の国道1号)夏見交差点の近く。”みくりやうどうん”の駐車場から。三上山側で工事が行われている。ダンプが盛んに土を運んでいるから、何か建物でも建つのだろう。建ってしまったらシマイである。
前はどんなだったかと古い写真を探してみた。夏の写真で赤い旗が回りを隠していた記憶があった。2015年8月、つい最近だったような気がするのに、もう2年半も経っている。とにかく何か畠だったような記憶があったが、このときはイネが実りかけていた。夏の写真のことだから、木も茂っているところへ、赤い旗が大きく入り込んでいるので視界が狭い。うっかりすると、夏の写真だけだったら、どこで撮ったのかわからないくなる恐れが十分にあるケースだった。
このあと状況は変わるだろうが、こうして夏冬2枚を関連付けておけば、何かの記録にはなるだろう。
写真ステージ 「近江富士」
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両社川

昨日見てもらった坂本城址公園から300mあまり北へ進んだところ。不思議な川に出合った。細いといえばいいのか、小さいといえばいいのか。国道と交差しているのだが、琵琶湖側へ写真のように流れ出ているだけ。どこを探しても上流側に川の姿はない。足の下の暗渠から出てくるらしい。「滋賀県河川マップ」というサイトがあって、かなり細かいところまで河川の名称がアップされている。しかし、それにもこの川は無視されていた。
ふと思いだして昨日の「坂本城跡案内図」を見直してみた。”両社川”という川が城跡の北部を流れている。下坂本小学校、酒井神社、両社神社等、現存するものも明記されている。現在の状況と明確に対比できた。川はまさにその”両者”の間を流れていたのである。現在はその川のあとが道路になっているらしい。この案内図を見なかったら分からなかったことである。ありがたかった。
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久しぶりに

坂本城址公園、例の日吉大社の鳥居のすぐ北にある公園である。なんとなく足が遠のいていたが、久しぶりに行ってみたら、なんとなくアンバランスな明智光秀像が立っていた。城跡公園とあるが、案内の地図で見ると城跡の外にあるように見える。勉強不足でその間の事情は分からない。像の後ろを東南寺川が流れていたりして、道具は揃っているのだが、私としては撮りにくい場所である。たとえばこれなども木がうるさすぎて難儀する。結局、三上山との組み合わせがうまくいかないわけ。
それともう一つどうにもならない問題ではあるが、バックの鈴鹿の山が比較的高く、日の出のときなど、三上山がそのシルエットに沈んでしまい見えにくくなる。なんだかんだで敬遠していた場所だった。しかし、いままで駄目だと思い込んでいたところが、その後状況が変わっていた例もある。もうちょっと通ってみると目が変わってくるかもしれない。
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消えた浮き漁礁

アヤハディオ堅田店の駐車場からの撮影。最近は外側の湖岸に木が大きくなり、ヨシの背の高さと重なって自由が利かなくなった。さらに沖に並んでいた浮き漁礁が形を崩し、風景全体が情けなくなった。
これは1990年11月の撮影。湖東の守山付近が深い霧で、それを通して太陽が昇った。光が抑えられ、望遠レンズが使えた。狭い視角で、うっかりするとどこで撮ったのか分からなくなるケースだったが、浮き漁礁がランドマークになってくれた。もう1枚、1997年01月撮影。背後の高台、風見公園から。右側に旧雄琴川が作った岬が2本見える。きのうの”岬かさなる”はこれらを水平方向から見たもの。
と書いて、昨日(24日)の文章に大きな間違いがあったことに気がついた。以下訂正文。
・・・・三上山の写真を撮りだしたころ(1970年代後半)、雄琴川はすでに三上山の方へ向いて琵琶湖に注いでいた。ただし写真のような堤防もない細い川(1980年02月撮影)だった。このとき山下湾に向かう岬はすでに廃川になっていた(24日の文章にある”山下湾の方へ流れ出ていた”は間違い)。その後、この細い川が改修され、いまの堤防が造られた。
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岬かさなる

大津市雄琴と衣川にまたがる山下湾である。いまは背後の高台が仰木の里住宅地として開発され様相は一変したが、私が三上山を撮りだしてしばらくの間は国道161号から直接琵琶湖が望めるのどかなところだった。その中の1枚がこの写真(1979年01月撮影)。アヤハディオの少し南にあるアークロイアル・ボートクラブのヨット置き場あたりから撮ったものである。
標題写真が同じところだといっても信じてもらえないだろうが、ボートクラブの外、161号の歩道からネット越しに撮ったものである。右が雄琴川のデルタ。現在の雄琴川は河口を三上山の方へ向けているが、このときはその改修工事が行われる前で、まだ山下湾の方へ流れ出ていた。その古い雄琴川が造ったと思われる岬が1本2本と張り出している。2枚の写真が同じ場所からであることの証明は、山の稜線を両者丹念に見比べてもらうしかない。
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言い訳ばかり

去年の今ごろ石部の広野川をたどっていて偶然発見したアングルである。東寺長楽寺から阿星山への登山口、砂防ダムが建設されてそこへの登り口でもある。雲一つない快晴に引っ張り出された勘定だが、午後になると雲が出てくるからと、妙な気を使ったのが失敗のもと、現場に着いたら太陽がどーんと真後ろ。影もくそもない。よほど引き返そうかと思ったが、せっかく来たのだから…。これではいい写真が撮れるはずはない。
その上に現場では何も考えずに撮ったのだが、ずーっと奥のほうに、最近できた国道1号バイパスが、野洲川を越えて徐々に下りになるところが写っている。それを見ているとなんだかこの写真の水平が狂っているように見えてくる。手前の家や電柱を見て、傾いていないことを確かめてもらうしか方法はないのだが。何ともはやいいわけばかりの写真ではある。
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松の木と並ぶ

平湖へ行く度に見る風景である。大きなマツの木の下にちょっとした塚がある。現場まで見にいったが、よくはわからなかった。ど真ん中の電柱とマツの木に隠れたネットが気になる。いまの世の中、電柱の1本や2本は簡単に消せるが、こと三上山の写真に関しては記録だと思っているからそれはしない。マツの木を右へ持って行く手もあるが、ガレージ風の倉庫があって、窮屈な絵になる。
そのあと集落の中を少し北へ歩くと志那漁港へ出た。さらに隣の公園へ、例の灯台が立っていた。三上山を撮りだしたころに一度来たことがある。琵琶湖を前にした風景で、これは三上山とは合わないとあきらめたところだ。いまは湖岸道路が通ってその手前が池になっていた。

◆けさの太陽。8時02分。ふと覗いたら太陽が三上山の真上にあった。そのときは真上のつもりだったが、PCで見てみると1分ほど早かったようだ。調べて見たらきょうが三上山の真上からの日の出(2月07日)から数えて15日後だった。半月でこれだけ高くなったことになる。いずれにしても深い意味はない。ふと思いついて撮っただけ。
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シラサギとお遊び

平湖に水鳥がいなくなった。事情は分からない。これは柳平湖、平湖の横にあるちょっと小さい内湖である。岸近くにシラサギ一羽が休んでいた。いたんこういう姿勢をとりだすなかなか動かない。15分ぐらい待って飛び立ったところ。平湖と違って苦しいところは、左に見えるゴルフ練習場のネット。対岸の坂本あたりから見ても気になるのだから、近くのこの辺りではではなおさらというところ。いまも桜の木で隠してはいるが。シラサギがもうちょっと右の方で休んでくれるといいのだが、そこにはめったにいない。
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