水車小屋

じゅらくの里の水車小屋である。三上山と同じ画面に納めようとすると、小屋の奥から水車の一部が見えるだけである。たとえば、今手前にツツジが見えている面に水車があるとずいぶん絵が変わる。さらに小屋全体がもう少し小さく見えると絵になる(カメラが後退出来れば解決する)。
今これを変えようとすれば、大変な費用と労力が必要になる。しかし、公園を設計する時点で、周辺の山も視野に入れていたら、もっと自然にとけ込んだ豊かな風景が作れたはずである。設計者に求められるのはlandscape的視野である。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

