浅い春・2

甲賀地域の山間平野から流れ下ってきた野洲川が、JR琵琶湖線をくぐったあたりから大きく右へ曲がり野洲駅あたりを中心として扇形を描く。その扇形の北側半分を占めるのが市三宅である。
近江富士大橋の開通に伴って、県道2号が守山に直結してから、周辺の開発が進むようになった。今のカメラの場所は、すぐ背後が野洲川の堤防という場所である。開発もここまでは及ばず風景は静かであるが、いま大きく変わろうとしている竹生口から、旧野洲川北流堤防上の道路が整備されつつある。その道路の動向によってはこの風景も変わっていくのだろう。
写真ステージ 「近江富士」
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