2014年10月12日
消えたビルその後

中山道野洲川橋から右岸を近江富士大橋まで歩いてみた。こまごまといろんなものがあった構内はほとんど何もなくなっている。堤防は直線である。野洲川を下るということは、三上山から遠ざかるとの感覚でいたが、川そのものが中山道あたりから右曲がりだすため、結果としては遠ざかるよりも、三上山へ向いて、左へ左へと移動していくことになる。
こんなことを書いても意味が分からないだろうが、一つだけ具体的な例として、昨日の写真では雌山の下に見えていた十輪院の三角屋根が、今日の写真では三上山から離れて画面の右端へ移動している。小さくなっているから遠ざかっていることは確かだが、それと同時にカメラが左へ移動していることを示している。以前建物があった時には、こんな遊びすらできなかった。十輪院がどこに見えるか。それを意識しながら堤防を歩く。楽しいことである。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば
番外編 山陰海岸


Posted by 八田正文 at 07:32│Comments(0)
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