2015年04月15日
湧き上る

昨日の写真とほとんど変わらないように見えるかもしれないが、同じ農道上を400mほど県道に近づいたところ。山に対しても住宅地に対しても風景が変わる。晴れておれば頂上部が丸く鈍重で冴えた写真にはならないが、このように霧が舞い上がるときには面白い細部を見せてくれる。といっても一目でそれが分かるというような見え方ではない。それなりに状況が理解できて、それをもとにして初めて見えてくる。面倒な場所である。
分かってもらえるかどうか心もとないが、とりあえず説明だけはしてみよう。アルファベットのUの字(大文字)を上下逆にして頂上から雌山に向かって線を引く(Uの字の底を頂上に合わせて、両側の線を雌山に向かって引く)。こういう話は書けば書くほど訳が分からなくなる。今の話を読んで、このような図が見えてきたらあなたの想像力はすごい。もっとも逆Uの字の真ん中を通る黄色の線はまだ説明していないけれど。これが昨日見てもらった鼻筋尾根(正面尾根)である。この尾根は下部でははっきりするのだが、頂上近くではもう一つ不明瞭。図では線を2つに分けたがいわく言い難いところ。逆Uの字の向こう側の破線は三上側の登山道の尾根である。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 09:15│Comments(0)
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