2015年08月24日
暗雲

とりあえずクルマを置かねばならない。森林センターの駐車場へ入る。以前はいつ行っても楽に置けたが、最近はイベントがあると結構いっぱいになる。このときもそんな状態だった。無理して置いたので遠出はできない。雨はだんだん強くなる。結局その場でクルマを入れず、カメラを上へ向けて1枚。いつの間にか上空も暗雲に覆われ、わずかに南の方だけが明るみが残る、そんな状態になっていた。ミレーなんてものじゃない。
話変わって昨夜(23日)9:00。Eテレ・クラシック音楽館。バッハ・ミサ曲ロ短調。演奏、バッハ・コレギウム・ジャパン。指揮・鈴木雅明。編成の小さいオーケストラを囲むように、半円形一列に並んだコーラス。独唱者もその列の中にいて、出番のときだけ舞台の前へ出てきて歌う。終われば元の位置へ。
楽器はすべて古楽器。オルガンなどもホール備え付けのでかいのがあるのに、それは使わない。そのむかし尾崎喜八さんが膝にのりそうなと表現していたが、本当に可愛らしい小型のオルガン。50年近くの昔、大阪フェスティバルホールで聴いたミュンヘン・バッハ管弦楽団(指揮:カール・リヒター)の演奏を思い出す。その時のオルガンはドイツから持ってきたというこで話題になっていたが。
金管などもバルブなし。トランペットといえばいいのか、見たこともないような長いラッパ。いっぱいに伸ばした右手で水平やや上向きに向けて吹く。左手は使わない。初めてみるその姿。ホルンももちろんバルブなし。伸ばせば何mになるのかというパイプのぐるぐる巻き。そんな中でティンパニーだけが乾いた板をたたくような現代的な音。もちろんそれだけが現代ものというわけはないのだろうから、古楽器だとは思うが、私には判断する能力はない。その乾いた音が何ともパンチがきいていた。途中2度ほど眠気が来た。そのつどティンパニーに起こしてもらい、11時まで2時間たっぷり。そのまますーと眠ってしまったのは言うまでもない。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 09:33│Comments(0)
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