2015年09月01日
新庄のクロガネモチ

9月、秋霖の季節である。週間予報でも雨模様が続く。
久しぶりに新庄へ行った。?・・・、何かが違う。それが何なのか最初は意味が分からなかったが、ややあって・・・クロガネモチがなくなっているのに気がついた。野洲川の旧北流左岸堤防近くに生えていた木で、遠くからでも目立つ木だった。たとえばこれは旧乙窪橋跡跡から見たもの。もう1枚、比江集落の近くから。間違いない、あの木に何か異変が起こっている。
木の近くはクルマが留めにくいので、いつも勝手に置かせてもらっている墓地前から歩く。以前なら木の姿が見えたから方向を失うようなことはなかったが、今はその木が見えない。はてこれで間違いなかったのかな、そう思ったとき、上半分をカットされた情けない姿が見えてきた。ほぼ同じところから撮った写真がある。2011年、南北両流を歩いていた時のもので、そのときはこの木がこんな状態になるとは思っても見ないことだった。木を撮るというより道を撮ったという構図になっている。
木は墓地の真ん中に立っていた。軽トラを止めて墓石設営をしていた造園業者の人がいた。「上から枯れてきたので、枯れた部分を切ったんですわ。もう上へは伸びません。横へは伸びるかもわからんけども・・・」。諸行無常、すべてのものは常ならず。
もう1枚おまけ。比江・三河神社あたりから。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 07:30│Comments(0)
│山・写真