2015年12月06日
カラスと遊ぶ

おなじみの平湖である。半月ほど前の撮影だが、もうかなりの鳥が来ている。今ごろはもっと増えているだろう。だけど今日は水鳥の話ではない。
この平湖、淡水真珠の養殖が復活したと新聞に出るし、入り口の道路に駐車場ができたり、池のふちに休憩所ができたり(2015年7月撮影)、いろいろと動きがある。今日はそのうちの休憩所を使ったお遊びである。休憩所といっても、しっかりしたベンチがあるわけではなし、屋根があることはあるが、早い話が藤棚のアネさんみたいなもので、雨が降ったら逃げ出さなければないないような造りである。しかし人間不思議なもので、休憩するつもりがなくても、あればやっぱりその下へ入りたくなる。
この日、その休憩所の石のベンチの上で、レンズ交換をしていた。その時すぐ横の桜の木にカラスが3羽やってきた。黙って来ればわからないものをカアカアとにぎやかに楽隊入りで来たものだからすぐにわかる。どうせすぐ逃げるだろうと、身をかがめて覗いてみた。すぐそこなのに逃げないのである。アホなカラスもおるもんだ。休憩所の中を歩いてみた。知らん顔。7月に撮った写真を見ると空が見えるのは屋根のバーの2,3本まで。その奥からは空は見えない。ということは木の上のカラスからも、私の姿はほとんど見えないということらしい。その上に人間を馬鹿にしているから、少々のことには頓着ないのだろう。
レンズ交換が終わって、そーっと屋根の下から出た。相手はあほじゃない。その”そーっと ”がいけない。気配を察することに関しては昔のサムライより鋭い。すぐに2羽が田んぼの方へ逃げ出した。(おかしいな、2羽写ったはずだけど・・・)
もう1羽残っている。そいつがやっと気がついて、あわてて湖の方へ逃げた。一昨日、「北腰越」で書いたように、1回押せば単写、押し続ければ連写のうちの1枚が標題写真である。もう1枚おまけ。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 07:50│Comments(0)
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