2015年12月27日
鴨川大橋から

鴨川は安曇川より南を流れる。高嶋バイパスでいえば、その間の直線距離2.6Kmほどである。今津から南向きに走るとき、そのあたりで三上山が見えることは、かなり以前から気がついていた。右岸堤防上からは2010年12月撮影の写真が残っている。ここは安曇川と違って湖岸の集落までの間がほとんど農地で撮りやすい。しかし鴨川大橋に歩道があるとはつゆ知らず、右岸堤防の道路上からの撮影でよしとしていた。
今回、歩道の存在を知り改めて撮影をした次第。右岸堤防に竹藪があり、三上山が見えるのは、橋の右岸側半分ほどに限られた。標題写真はそのぎりぎりのところ、これ以上左岸側へ進めば見えなくなるという場所。言い換えたら鴨川大橋上を南進するクルマから見て、堤防上の竹藪の影から三上山が初めて姿を現す点である。それが偶然にも2010年撮影の風景とほぼ同じアングルだった。
ビニールハウスの数は増えているが、三上山と重なって見える箱型の建物と、その右の3本の電柱は変わっていなかった。その電柱、2010年版では右の1本が高い。ところが2015年版では3本とも同じ高さになっている。よく見ると右の1本は集落の手前畑の中に立っているのである。高いのではなく近かったのだ。橋は堤防より高い。三上山が高く見えることは言うまでもないが細部の見え方も変わる、新たな発見だった。もう1枚おまけ。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 09:47│Comments(0)
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