2016年03月10日
梅の花

国道1号「妙光寺」交差点。そこより三上山の方へもう1筋進んだところ。そこから妙光寺の御池の方へ入る道がある。その道のそばから。言い換えたら、国道と妙光寺山に挟まれたさして広くない集落内から三上山を見たことになる。使われていないビニールハウスの骨格の上で梅の花が見事だった。画面右に立っている棒は一見電柱に見えるが、実はそうではない。防火用ホースを干すためのポール。使ったホースをこれに吊るして干すのである。
さて一般的な話はここまでとして、私として気になることが一つ。山そのものの見え方である。たとえばもうちょっと南の三上あたりから見ると三上山は雄山(主峰)と雌山(右の低い山)とが並んで見える。手前の方へ下ってくる尾根(日が当たっている)が、三上からの登山尾根である。ところがきょうの標題写真はぐんと山に近づいて、それも左から見ていることになる。そのために標題写真では雌山は見えない。見えているのはこの写真の左半分ということになる。三上山はどこから見てもよく似た形をしているとよく言われる。1つのものが見えなくなると次のものが現れる。このチームワークが山の見え方を保っているのである。
写真ステージ 「近江富士」
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■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 09:02│Comments(0)
│山・写真