2016年09月11日
お手上げ

近江鉄道の朝日大塚駅の近く。きのうの標題写真の撮影位置から3Kmほど近い。細かいことだけれども移動時間などで太陽が低くなり、明るさがほんの少し弱まった。その分撮影には若干楽にはなった。いくらか赤みが増しているはずだが、イネの色がどうしてもうまく出ない。たとえばこれは昼間に撮った同じ場所からの写真である。この黄色に赤みがかかって、濃い山吹色になりそうなものだけれど、実際には緑がかった妙な色になってしまう。お手上げ。
話変わって10数年前のこと、夕暮れ時に、細い月が落ちるのをねらってここへ来たことがある。満月は太陽から離れて捕まえにくいが、細い月は太陽とほぼ同じ軌道を描く。それを決め手にしようと太陽が三上山へ沈む場所から、それを追いかけるように沈む細い月を撮ろうというのである。地図の上に線を引いてのヤマカン戦法は見事失敗。太陽が沈んでから1時間も粘っただろうか。月が山に近づいた時には、辺りは暗くなってしまっていた。月は写っても山が写らない。8月の田んぼの中は涼しさを通り越して寒かった。ここへ来ると、そのときの寒さを思い出す。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:11│Comments(0)
│山・写真