2016年11月24日
一年周期

野洲市上屋の農地からもう1枚。昨日の写真を撮った場所から三上山を正面に見て300mほど左へ移動したところである。JR琵琶湖線から150mほど離れた場所で、農道沿いにススキが群生している。実は昨日の写真を撮ったのが昼過ぎで、その続きに撮った写真がある。夏ほどではないが、太陽は高く民家の屋根は光っているけれど、電車はほとんど陰になっていて存在感はない。まさかこれを使うわけにはいかないから、夕方もう一度行ってみたのが標題写真である。
当然のことだが、夕日の穂が赤い。本当は白く光る穂がほしいのだが、それは仕方がない。想定外だったのが太陽の位置。下り電車に対して斜め前からの光で、電車の側面が輝くだろうと予測したのだが、実際には電車の前面を真正面から照らす(運転手からすれば太陽を真正面に見る)だけ、側面は画面右の2,3両がわずかに光る程度である。午後4時過ぎ、日没の30分ほど前でこれである。
太陽はこのあと冬至までさらに左へ移動していくわけだから、今年はもうおわり。来年、ススキの穂が出るのが9月として、秋もできるだけ早い時期の夕方が狙い目だ。ことほど左様に写真は1年周期である。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 09:00│Comments(0)
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