2016年11月30日
人間の業

落差工から100mほど上流へ移動したところである。穏やかな流れの中をカモが遊んでいる。全部で4羽いたが、3羽はさっと飛び立ってどこかへ行ってしまった。鳥の人間に対する敏感さは何なのだろう。川に近づくときはできるだけ足音を立てないようにそーっと歩くのだが、こちらが鳥の姿を見る前にやつらは飛び立ってしまっている。水中にいるのなら、振動が地面から水を伝わってということも考えられるのだが、そういうことでもないらしいし。人間の長年の業か。
いまはもう長浜市になっているはずだが、小谷城址の東側、須賀谷温泉の近くに西池という小さな池がある。野鳥観察設備があって、そこにいる水鳥は人間が行くと近寄ってくる。この違いは何だろう。結局長年培われた関係か。鳥に対して嫌われるほどの酷いことをした記憶もないのだが。
写真ステージ 「近江富士」
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■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 08:23│Comments(0)
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