2016年12月04日
二重稜線

野洲川河川敷のオギの失敗で、北桜からの三上山斜面の紅葉も記録していないことを思いだした。12月3日、好天に恵まれて恐るおそる行ってみた。実際には落葉は始まっているのかもしれないが、見た限りはまだはっきり紅葉が見える。部分部分を見比べていけば年々落葉樹が増えているのだとろうけれど、この日は、頂上部右下の影の方が珍しかった。
現場へ着いたのが午後2時ごろ。もう太陽は左に傾き、山頂右下に影がくっきり見えた。窪みを挟んで稜線が二重になっているといえばいいのか。これも肉眼でははっきり見えるが写真にすると難しいだろう。その部分だけをアップしてみる。画面右下に見える高圧線鉄塔の先端部は、撮影場所のアリバイである。山頂部と鉄塔との関係を見ると、標題写真に比べて、少し右の方から撮っていることが分かる。冬、雪が降った日に、この窪みをきっちり捉えたことはあるが、普通の日ではこのような影はまず見えない。きょうはそういう意味で貴重な体験だった。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 07:50│Comments(0)
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