2017年08月21日
航空写真で遊ぶ

比留田の家棟川畔からの帰り、さざなみホールと中主ふれあいセンターの間に通じる農道を走った。前方左、田んぼの中に黒々とした木が2,3本並んでいるのに気がついた。いままで意識した記憶はない。急に現れたとは言わないが、細々とした木が急に成長したのだろう。ひ弱で存在感がなかった少年があるとき急に立派な青年になるように。
とまあ、思いついての撮影である。困るのは撮影位置の同定。とにかく田んぼの中である。分かっていることは走った農道だけ。その道のどのあたりであったかもはっきり覚えていない。覚えているのは何かの倉庫様の建物の側面が西日に輝くのをちょっときつすぎるなと思ったことだけ。しかし、いまとなってはその建物を探すしか手はない。地図では限度がある。航空写真に切り替えてシラミつぶし。その建物と三上山の山頂を結び、逆に伸ばした延長線がくだんの農道と交わるところが撮影位置ということになる。
写真をよく見直してみると例の木の右側に短い一組のガードレールが見える。いま走っている道が次に直交する農道、その道が小さい水路をまたぐはずだ。おそらくその水路のふちにこれらの木は並んでいるのだろう。航空写真を精いっぱい伸ばしてみるとその光景が見えてくる。木は写っていた。この撮影位置はまず間違いないはず。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 09:21│Comments(0)
│山・写真