2017年10月28日
現場証明

野洲市行畑から国道8号・三上へ向かう旧県道504号を対称軸として、三上山に向いて左側が一昨日標題写真の撮影場所、右側がきょうの写真(10月23日撮影)の撮影場所。パワーショベルの奥に見えている電柱の列が旧県道、左に例の倉庫が見えている。目の前の堀では発掘調査が行われていたのだろうか。前回の台風21号でたまった水が残っている。右に見える高圧線鉄塔が、いつも定点から撮るときには、山の左斜面に重なって立っている。それを見てもおよそのこの場所が想像してもらえるだろう。
この場所にはその昔、高さ1m余りの盛り土があって直径2cmぐらいの細い竹が数本生えていた。撮影は1978年11月。ざっと40年前の写真である。しかしいまになって見れば場所も日にちも客観的に証明するものは何も写っていない。いま近くに数軒の住宅があるがそのときは皆無。住民の皆さんもこの盛り土はご存じないはず。こういう切り詰めた写真の難しさである。そしてあえて言えば、ここも将来的にはバイパスが風景を塞ぎ三上山は見えなくなる。右の鉄塔が現場証明になるかどうか。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 08:17│Comments(0)
│山・写真