2013年11月27日
深い悲しみ

再び旧南流堤防跡地である。私はいま視界が広がった、広がったと喜んでいる。しかしその裏には必ず悲しみがある。居住権を奪われて深い悲しみの中にいる彼らを忘れてはならない
次の写真は藪が切られる前の状態である。よく見ると木の先に鳥の巣があって、その左下でアオサギが2羽、新しい巣を作っている最中である。下の2枚の写真もどうぞ。
このようにして、この竹藪自体が鳥たちの営巣地だった。注意深いアオサギが、真下まで近づいても知らん顔をしている。ここはわしらの場所だ、と言わんばかりの態度だった。上の写真の木が、巣を作っていた木と同じかどうか確たることは言えない。しかしここら一帯が鳥の営巣地だったことは紛れもない事実である。新しくできる公園は彼らの深い悲しみの上に立つ。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 08:34│Comments(0)
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