水門遺構

きのうの地道の農道を少し行くと写真のような水門跡が見えてくる。1本の水路を1:2:2に分けるという、農業用水の水門としては格調の高いもので、造られた当時の意気込みが伝わって来る。
いまはただ水路を跨ぐ枠が残るだけで、何の働きもしていない。取り壊されても何の不思議もない遺構である。ときどき忘れたころに訪れるだけだが、そのたびに、ああまだ無事残っていてくれた、そんな思いが湧いてくる場所である。
ということで、私としては大切な撮影ポイントの1つではあるが、写真に見るように、それがあまりにも三上山に正対し過ぎているため、写真としては何とも撮りにくい、頭を悩ます場所でもある。
写真ステージ 「近江富士」
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