2015年01月26日
祇王井川最上部

野洲川右岸、石部頭首工と名神野洲川大橋との間。小屋の向こうの森は名神の路側帯の樹木である。カメラの位置から振り返ると頭首工の堰堤が橋のように見える。その向こうに逆光で光っているのが湖面。手前に光っているのが下流の野洲川の水面。当然両者の間にはしかるべき高さの差がある。増水時にはそれぞれのゲートから放水されているが、渇水期の今は一番左の1本だけだった(写真には写っていない。)
標題画面左下に見える川は、野洲市街地を通り抜け家棟川に合流する農業用水「祇王井川」の上流。頭首工からから取水されて堤防の下をくぐって外側へ出てきたところである。こうして書くと簡単なようだけど、野洲川と家棟川は別の川である。ということはその間に水を分ける高地(大げさに言えば分水嶺)があるはずで、それを越えていかなければならない。清盛の時代にそれをなした。驚くべきことである。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:08│Comments(0)
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