2015年02月21日
消えた柿の木

昨日と同じ場所ではないかとおっしゃるかもしれない。しかしよく見てほしい。竹藪の位置が違う。きのうのこの欄で、最後に「4本の木が立っていた位置を確定するには、竹藪の位置の見直しから始めなければならない」と書いた。思い付きで書いたのだが、書きながら竹藪の位置の違いが結構大きなことが気になった。そんなことで「竹藪自体も姿を変えるだろうが」と予防線を張っておいた。きょうになってそれが気になりだした。どうも何かが起こりそうな気がするのである。
こういう場合はとにかく現場へ。推理小説にいやというほど出てくるシーンである。1997年の写真では三上山の左裾と竹藪の左端とが一致している。ところが昨日と同じ場所から見ると竹藪1つ分左へ寄っている。昨日の撮影場所が1997年の撮影場所ではない、もっと左だということである。100mほど左へ進むと、畦に挟まれた水路が現れた。これだ。これを忘れてしまい、木が切られ、畦が農道に早変わりしたと勘違いをしていたわけだ。水路をもう1枚。農道はもとから農道として存在しており、畦は畦としてちゃんと残っていた。ただし柿の木は切られてなくなっていた。これは間違いのない事実であった。
標題写真で一番手前の田んぼと次の田んぼとの境が見える。その境が1997年の写真にわずかに写っている。それと畦との交点に一番手前の木が生えていた勘定である。
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 07:59│Comments(0)
│山・写真