2015年10月11日
水郷巡り

トンビを追いかけるのに空ばかり見ていた。ふと気がつくと対岸近くに水郷巡りの船が見える。船の後ろは閘門橋だけどどうもそこからやってきたらしい。船はそのまま左へ移動して三上山と重なる位置へ、そしてこちらへ向かってやってくる。水郷巡りの船は、三上山と関係ないと思っていたけどこんなにうまく絵になる場所があったのだ。食わず嫌いというか、思い込みというか、最初このあたりへ来た時にはおそらく今のように整備されていなかったのではないか。それであそこはダメだと思い込んだのだろう。
そうこうしているうちに今度はエンジン付きの船がやってきた。しかしねー、やっぱりここは手漕ぎ船だろう。団体客など営業面でのことはわかるけれども。「今日は天気がいいから伊吹山がはっきり見える」、「へーあれが伊吹山ですか」。手漕ぎだと、船頭さんと乗客との対話まで聞こえてくる。
このあと閘門橋まで戻り、さらに琵琶湖寄りにある焼田橋まで行ってみた。三上山は八幡山の裾に隠れて見えなくなっていたが、その下を手漕ぎ船が通り過ぎていった。先ほどの船がどこかを回って帰ってきたのだろう。船の後面に21のナンバーが見えた(ちょっと小さいけれど)。こうなると実際に確かめたくなるのが私の悪いくせ。先ほど遊歩道の橋で最後に通り過ぎていった船のナンバーを大伸ばしで確かめてみた。確かに「NO.21」だった。松本清張の読み過ぎやね。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 09:35│Comments(0)
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