2015年10月14日

白鳥川畔


写真拡大近江八幡市南津田町
 さて、昨日の場所、北沼沢畔から直線距離で500mあまり歩いて白鳥川畔へ出た。三上山からの方位でいえば、ほんの少し左へ寄ったことになる。このあたり白鳥川の堤防は田んぼより高く、そこに立つと田んぼを見下ろす視界になる。ほんのわずかの差ではあるが、山がしっかり見える。ということで今日のポイントは三上山の左斜面に見える段差。うっかり見ていると三上山自体の斜面にこの段差があるように見えるが、実際は、手前にある田中山のピークと三上山の斜面とがごくわずかにずれて見えることによる。

 遠近2つのものが重なっている場合、近くのものに対して遠くのものが人間が動くほうへ動く。だから今の場合、自分が右へ動けば、田中山に対して三上山は右へ動くはずである。その少し右へ寄ったのが、ほかならないきのうの北沼沢からの風景である。

 たとえばこの写真A。田中山のピークに対して三上山が右にずれたのが分かる。きのうの標題写真は、手前の岸に樹木が生えて見通しが悪くなり、田中山が見えないが、右の遠景の森との重なりが写真Bとほぼ同じになっている(森と手前の樹木が妙な形に重なり見にくくなっている)。撹拌機が回っている写真Bは森の上から三上山がのぞいており、田中山と三上山のずれが一番大きい。写真Aよりさらに右の地点から撮っていることになる。撹拌機をもっと右へ持って行けば、すなわちもっと左から撮れば三上山を森から離せたはずだが、手前のアヤメと竹の組み合わせにこだわったのだろう。

 何やかやと七面倒くさいことを書き連ねたが、水草いっぱいのこの写真Cも、結局は田中山と三上山の組み合わせから、ほとんど同じ場所からの撮影であることわかる。 HPトップへ戻る

 写真ステージ 「近江富士」

 
三上山撮影のついでに・・・


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