2015年11月06日
遅かりし

野洲川河川敷へオギを撮りに行った。河川敷一面、午後の日に輝くのを疑いもしなかったのだが、行ってみるとなんともう時期が過ぎており、まるで綿菓子の花盛り。その上にそれを取り囲む樹木が伸びてオギを取り囲み、川の流れが見えなくなっていた。日常いつも通るわけではないが、急に風景が変化したよう。いずれにしてもこれでは写真にならない。
そんなことで方向転換、川田橋左岸の三角公園へ行く。旧南流の堤防に囲まれた三角形の土地。以前は竹藪で覆われサギの巣だったが、いまは新しく公園になったところ。対岸の野洲市竹生に開発された住宅地が見える。標題写真は残された旧堤防の先端、眼下に放水路の堤防が見えるところである。先ほどの綿菓子畑が新堤防越しに白く見える。
いま立っているのが旧堤防上。かつての高さがそのまま残っているかどうかはわからない。しかし、残すにあたっては、高さを削ることはあったとしても、現役当時よりさらに積み上げるということはないだろう。いまの堤防をはるかにしのぐその高さに驚く。対岸の堤防林は以前のままだが、河川敷の中央辺りにもう1本、樹木の列が見える(逆にオギの繁殖範囲が狭くなっている)。以前はこんなことはなかったはず。樹木の繁殖力に驚く。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 08:15│Comments(0)
│山・写真