2016年05月10日
遮音壁のない風景

2.3年前だったか、ある薬品会社の機関誌編集部から、三上山と新幹線に触れたエッセイを掲載したい、それに付す写真はないかとリクエストされたことがある。細かい内容は忘れてしまったが、新幹線の車内から見た三上山はよく話題になる。だからその近くで写真を撮っておれば当然両者が写った写真はあるだろうというのが一般的な見方である。
ところが実際はそうは簡単にはいかない。高架式で地上より高いところを走る新幹線から見る風景と、その電車を前景に山の写真を撮るのとは雲泥の差がある。その上に例の遮音壁。これが車両の下半分を隠してしまう。まともな写真になるはずがない。そのときも結局はここからのありきたりな風景で辛抱してもらった。この野洲川鉄橋にしても、反対側の野洲市側だと、山も電車も楽に撮れる。ところが鉄橋上にも遮音板が施されている。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:15│Comments(0)
│山・写真